2011年4月
もうすぐ、ゴールデンウイークですね。皆さんは、どうお過ごしになりますか?まだ決めてません、という方、一度生地に遊びに来ませんか?ゆっくり日頃の疲れを癒しませんか?私達ボランティアは、4月29日~5月4日まで「魚の駅・生地」のできたて館の前で皆さんをお待ちしていますよ。
生地の名所を説明したり、ご案内したりしますので、見かけたらお気軽に話しかけてくださいね。青のユニホームが目印です。
4月21日、今までは漁港周辺の研修会が通常でしたが、今回は新しいボランティアも入会したので、歴史コースの研修会をしました。まずは、スタートは北洋の館。生地鼻灯台。この灯台は、日本海側では、本体の高さとしては一番高いものです。いつもは無人なのですが、来月5月21日のまち歩きのイベントには開放されます。眺めは、360度、最高です。階段の数は?来られてからのお楽しみ。
ガメ宮。このお宮さんは、生地の人でも知らない人がたくさんおられます。一説には、昔、地曳き網がよく海底で引っかかってしまい、海底には大ガメが悪さをしていると思われていました。そこで大ガメ様を奉り、安全操業と豊漁を祈願したそうです。またこの宮に石を積むと泳げるようになると言われ、昔、賽ノ河原にあるような石積みがたくさんありました。さらに、石で造られた戸には、前名寺ゆかりの日と月が刻まれているに神秘的なものを感じさせます。
龍泉寺。このお寺には、龍の彫り物があります。真ん中の龍は、かの有名な左甚五郎作。両隣りは飛騨の匠の作と言われています。その龍の言い伝えはとても面白いので是非聞きに来てくださいね。
十二所社・水神社。水神社の狛犬は、県下でも最も古いものらしいですよ。
薬師堂・たなかや。たなかやの守り神となっています。別名、御庚申様(おこしんさま)と言われています。たなかやさんにも上杉謙信の言い伝えがありますよ。また詩人田中冬二さんの親戚にあたります。丁度しだれ桜が満開。素晴らしい庭があり、お茶室も見せていただきました。天井は、黒部杉で作られた格天井(ごうてんじょう)です。一見の価値がありますよ。
謙信手植えの松。樹齢500年程前の黒松があります。この松は謙信がこの地で病気にかかり、新治神社お告げの霊水を飲んだり浸かったりして病気が治ったことに感謝して植えたと云われています。高さ約20メートル。幹回り6メートル。とてもりっぱな黒松です。以前庭師の方が来られて、日本中まわっているけど、こんな立派な松は、見たことがない。と激賛されました。
生地台場。江戸のお台場より4~5年先の1850年ごろ、加賀藩が外国船来訪に伴い、海防のために作られたものです。現在の台場は、平成元年に復元されたものです。
約1時間のコースで、北洋の館に帰ってきました。生地の清水コースとは違っていますが、十分楽しめると思いますよ。皆さんも生地の歴史を楽しく学んでみませんか? 写真を載せましたのでご覧くださいね。
もうすっかり桜が満開になりましたね。暖かい小春日和に誘われ、生地の散策。とても気持ちがいいです。生地にも多くの名工がおられます。今日は、そのお一人の浅野ヒッターさんのお店を訪れました。店内に入ると、端午の節句も近く、鯉のぼりや五月人形が所狭しと並んでいました。
実は、お店には、黒部杉で作った箸があります。その箸は、黒部杉の木目がとても美しく、シンプルなんですが、存在感があります。笑顔で迎えてくださった社長さんが箸の材料の説明をしてくださいました。呼び名はいくつもあり、黒部杉・黒檜・ねずこ・くろべの木と呼ばれるそうです。葉は、杉ではなくヒノキの葉をしているそうですよ。その黒部杉は昔から茶室によく使われていたと聞き、凛としている様は、茶道の「わび・さび」につながるものなのでしょうね。
木について熱く語られる社長さんは、きっと木が大好きなんだろうなあ。この箸でいただくご飯は、格別おいしいんだろなあと思いました。是非訪れて見てくださいね。
「東日本大震災」で被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
発生から一カ月、まだまだ先の見えない原発事故、度重なる余震等
ニュースを見ては心を痛めています。
生地俳句会の皆もその思いは同じでした。
4月定例会より
みちのくへゆけぬ齢よ鳥雲に とおる
還らざる人探しけり春の夢 〃
大津波卒業証書汚れても 憲子
被災地の子牛売られてゆく朧 〃
修羅の世に産声高くひこばゆる 菊枝
病床で震災悼む春の雪 節子
一日も早い復興を祈っています。
浜小路沈丁花の香どこまでも 晶子
銘酒生む水の黒部のねこ柳 〃
生地は清水の冷たさが心地よく感じられるようになり
桜が咲き始めました。
4月9日、黒部市・入善町在住、中国出身の方の生地まち歩き研修会をしました。生地の魅力を知ってもらいたいのと、今後中国から訪れる観光客のために案内していただきたいと思い、参加をお願いしました。3名の方には、まず私達ボランティアの熱い思いをお話し、快く引き受けていただきました。また、生地に対しても興味を持っていただき、とても嬉しく思いました。
コースは、コミセン~海底地下道~清水庵の清水~片持ち式旋回橋~弘法の清水・岩瀬家の清水。前名寺~北洋の館。私達観光 ボランティアにとっても大きな一歩となります。ということで、今後はもっと多くの中国出身在住者の協力をお願いし、中国からの観光客を迎える体制を充実したものにしたいと思ってます。その内、中国語があちこちで飛び交う日も真近かもしれませんね。
富山の名産と言えば、ほたるいか・白えびですね。今がどちらも旬です。色々な食べ方がありますが、私は、ほたるいかは黄身酢あえかな。白えびは、お刺身はもちろんですが、あの小さいえびのからを向くのが大変。一押しは、やっぱり白えびのかき揚げですね。
先日主人が、散歩の途中、吉田川の河口で沢山のカモメが群がっていたそうです。見るとほたるいかが海岸に打ち上がっていたそうです。(こちらでは、ほたるいかの身投げと言います。)この現象は、一説では、ほたるいかが、産卵で岸の近くまでくるらしいです。
でもそれは、いつもは、5月中旬ぐらいに見られる現象です。今年は、ちょっと早いのでは?どうしてでしょうね?

