556年の歴史・生地たいまつ祭り

011.JPG26日は、朝から雨。「今晩のたいまつ祭りは、大変だろう」と皆が思っていました。しかし、たいまつ祭りは、まれにない奇祭。たいまつを燃やす9時30分頃になると、なんと!不思議なことに雨がやみました。今年は、四十物町と阿弥陀堂町が当番で、4トン車に提灯や幕で賑やかに飾りつけられた館船が、お囃子とともに、勇壮に生地のまちを練りまわりました。

 今年からは、当番以外の町内も小さな館船を出し、とても賑やかでした。見ごたいがありましたよ。当番町内の館船は、場所場所で、餅や笹飴、お菓子などを振る舞いました。老若男女、競って取り合う姿は、皆子供に還ったようでした。012.JPG中にはすごいバトルも...。

 

 

 

右の写真は、新治神社境内で午後10時前から燃やし始めた400本のたいまつも残り少なくなり、クライマックスを迎えた午前0時ちょっと前の写真です。

 午前0時過ぎ、壮寿を迎えた若者たちが、お神輿を被いて、オタッキョーの叫びとともに、この火の海を、無事、渡り切りました。いつもながらハラハラさせる一瞬です。そして無事渡り終えたお神輿に、何とも言えない神秘的なものを感じ、願い事が何でも叶いそうな気がします。不思議ですねー。このお祭りは、船の安全を祈願するお祭りで、今年、556年目になります。船の安全と大漁を祈願せずにはいられません。

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